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jazzyな日々2くらい?
jazzyのつづり間違えてた。最低な私です。jassyってなんなんだよjessyならわかる、高見山大五郎だ、て全然ふぉろーできてないな。
土曜、大西順子が新宿ピットインでやるってんで聞いた。2008年にブルーノートで聞いて以来。もっと昔は、六本木にアルフィーって日野皓正の兄さんだっけの日野元彦っていうドラムのお兄さんの店に、スティーブ・コールマンと一緒に来たのを聞いたような気がする。大西順子は不思議ちゃんピアニスト。しょっちゅう引退するって言って、ファンを悲しませて、すぐあっけらかんと戻って、村上春樹ごときと小澤征爾ごときとコラボやって、大西ファンは激怒しちゃったり。おれはどーでもいいんんだけど。でもすげー力(ちから)があるねーちゃんだ。ピアノの。けっして器用ではない。相当うまいけど、いや日本人では一番だけど、日本人で一番になったってしょうがないからな。彼女は、そのリズムの感覚がすごいのだ。ジャズという黒人が作り出した音楽のコアは、あの独特の後ろ乗りのリズムだ。それは、もちろん、ブルースにも、ソウルにも、ロックンロールにもつながる何かだ。その独特のリズムを元に、ピアノを鳴らす。最初聞いたときは、モンクがうまくなって現代に帰ってきたようなピアノだと思った。まさに、このブログの右上方写真で、ジョンヒックスがトリビュートしてる、メアリー・ルー・ウィリアムズ姉御、女デュークエリントンというか、デュークが男メアリールーだったんだが、それが大西。しかし、大西順子は、彼女には、色艶は全くない。苦手だろうなあ。そういうのに興味ないんだろうと思う。それも個性だからしょうがないな。いや、おれの言う色艶って、日本人老若男女のジャズと称してるけどジャズかどうかわからない音楽家は誰も持っていないし持てるようなもんでもないので、悲観することなないよ。大西君。時々、メリケンの、あと北欧とかに、性質は違うが、微かに色艶におい立つようなものを持ってるピアノ弾きがいるのだ。ドルフィーと一瞬一緒にやった今では音楽家としてはもう死んでしまった20歳ごろのハンコック。バドパウエルの晩年のスウェーデン、ゴールデンサークルでのスターアイズも、マルウォルドロンが死ぬ前のも。まあ、色艶論はおれの変態高級趣味だからおいといて、大西順子のライブ、くわっこよかった。若いうまい兄ちゃんたちとすっごい超絶超速フォービートをガンガンやって、静かなお客さんの中で、おじさんじいさんおれひとり、行け!行けー!もっと行けー!と叫んでおりました。で、菊地成孔(なるよし)が語る大西順子。彼が今年6月の大西の久しぶりのアルバムをプロデュースした。アルバム買った。これはいい。今年の傑作快作だ。m-base変態変拍子ファンクかつ厳格なるフォービートにジョージラッセルしてオムスビラップ。ジュリ・アレンは今いずこ。Terreon Gully(ds)、Yunior Terry(bs)の二人リズム隊が秀逸。

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by somuchfor | 2016-12-12 15:37 | jazzbluesrockreggae | Comments(0)
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