イタリアン
米沢亜衣(今は細川亜衣という名らしい)という人のイタリアンの料理本を買う(正式名称「イタリア料理の本」、そのまんまやん)。わざとくすんだような色の料理の写真が逆になかなか上品で美しく、51のレシピの後に米沢さんのそれぞれの料理についてのイタリアでの体験、エピソードの一言がある。たまねぎのフリッタータは、大きな玉ねぎ一個を薄切りにして、たっぷりのオリーブ油とともにフライパンでゆっくりと炒める。とろりとなったら、薄めに塩かげんして、溶き卵一個分を流し入れる。大きく混ぜて、ほんのり半熟になったところで火を止める。これだけのシンプル料理。で、米沢さんのエピソード。「いつもは肉が食卓に並ぶトスカーナの家で、たまに、今日は肉がないから......と作ってくれるのがフリッタータ(卵焼き)だった。玉ねぎだけ、ズッキーニと玉ねぎ、カルチョーフィと生ハムの切れ端。具はこの3パターンで、卵はつなぎ程度にしか入らない。ほんの少しの卵で、しかしこんなにも卵の役どころを感じさせる料理を、私は他に知らない。」
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by somuchfor | 2016-03-11 10:22 | Comments(0)
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