ご存知、ライブドア対フジ。ホリエモンの大勝負はどうなるのかと、彼個人への感情的な好悪、さらに、これまで国内の安定株式に安住してきた日本企業のガバナンスと、企業に対する大規模なM&Aに法的規制はどうあるべきかが、ごっちゃに議論されてとても面白い。私が一番興味あんのは、ホリエの大勝負、の勝つか負けるかのゲームの行方がひとつ。もう一つは最後の、2006年の大幅な会社法改正によって、今まで国内で守られてきた日本企業のガバナンスそのもの(まあ、株ってことですね)がグローバル市場(まあ、アメリカの投資会社ってことですね)にさらされる、その格好な法規制シミュレーション、ケーススタディという点ですね。
ホリエモンの投資はまったく合法だ。立会い外取引がけしからんとかなんとか言っても、市場はそれを許してんだから。昨日発表された「ニッポン放送」の新株予約権発行も想定される反撃。ただ、ホリエモンが地裁に新株発行の差し止めを請求して、アンチ・アンシャンレジーム的な判決を何回かしてきてる東京地裁がどういう判断をくだすか面白いな。まあそもそも、フジは上場会社の株式の持ち合いの非合理性を、ホリエにズドンと突かれちまったんですね。村上ファンドが警告してきたことですが。 一方でホリエモンが調達したMSCBっていう資金が、バクチ場で高利貸しに借りる金みたいなハイリスク資金であることも事実らしい。だからこの勝負、ゲームとして面白いのだ。 もひとつ、メディアのガバナンスについては、米国でもイシューのひとつだとか。アメリカはだいたい創業者みたいな人が株もってんだけどね。フジはその点お家騒動があったから話しはよけい複雑だ。 いやはや、今月いっぱい楽しみましょう。 以下ご参照 ライブドアの資金調達リスクを懸念してる投資コンサルのブログ ライブドアのIR担当執行役員のブログ 火曜日は、赤坂山王タワーのヘイチンロウなんかに行ってしまった。うまいんだか、なんだか。ワイン2杯。客が選んだドイツのゲゼルシャフトとだかゲマインなんたらとか、甘ったるいワイン。飲むのに一苦労。
by somuchfor
| 2005-02-24 10:41
| 流行り
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