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ハードボイルド哀愁バー
京急電鉄の横浜の東隣は神奈川駅である。プラットホームの黄色い線で分けられている幅が、安全な内側の方が狭いという、プラットホーム自体がとんでもなく狭い駅である。この駅をおりて青木橋という交差点を東神奈川仲木戸方面に少し行った川ッペリに、日本が誇るハードボイルド大衆バー、みのかん市民酒場がある。土曜の4時ごろ、古い一戸建ての店の引き戸をあけると、もう時間が30年くらい止まっているような雰囲気の中、タバコのヤニがしみついたまっ茶色の壁に、10名くらい座れるカウンターと数卓の4人掛けテーブルがある。テレビもBGMも無い店内は、客の新聞をめくる音だけが響く。開店時間は、朝10時から夜8時まで。近くに横浜の魚市場があるので、刺身がうまい。といっても、メニューは数点だけで、刺身系は、この日はまぐろ赤身とほたるいかのみ。他におでん、ポテサラ、奴、ゆで卵など。無料のお通しはおでん。この日は大根と厚揚げ。ハイボールをもらう。キリンシーグラムのオークなんとかという訳わからんウイスキーに神奈川でよくある、ミッションという炭酸が割られて出てきた。ゆで卵をもらう。2個120円。微妙に固ゆでにならないし、しかし半熟ではない絶妙の茹で加減がうまい。ホールとサケ作りはじいさんがやって、奥で、ばあさんが肴作っている。この店のウラビレ方は最高。
# by somuchfor | 2012-05-22 13:56 | Trackback | Comments(0)
美しく壊す
ヘルゲ・リエンというノルウェ-のピアニストがいる。10年前に買ったスパイラルサークルというトリオアルバムを久しぶりに鳴らしてみると、我が家のカスJBLでもなにやら、甘く、エロく、よく鳴った。今度は杉本彩でも鳴らしてみようかな。いやいやヘルゲだ。ピアノ本来の打楽器としての性質を、打鍵を極力少なくすることによって、逆に、静謐で官能的な美が際立つかのような絶妙なピアノタッチ。一方で超絶的な音数の多い雄弁なメロディーをピアノに語らせながら、そのピアノの美を変拍子の多用でぶち壊すアレンジ。耽美な風景を描いては、それを破壊する、その壊し方が美しかった。で、つい、最近の彼らのアルバムを調べて、To The Little Radio という2006年のアルバムを買った。こっちは、すべてスタンダード。まだあんまり聞いてないが、楽しみ。
# by somuchfor | 2012-05-15 11:19 | jazzbluesrockreggae | Trackback | Comments(0)
wolf
ウルフ。ウルフ金串ではなくて。NHK。ETVで、見狼記と名付けて、1903年だっけ絶滅したと言われている、ニホンオオカミの生存をさがす人のドキュメンタリーやっていた。秩父山系で、いくつか目撃証言があるという。1996年と2000年。遠吠えの声が特徴。そお言えば、どこかでオオカミが哭いている~っというバンドもあったなあ。誰がカバやねんロックンロールショーという、ちょっとイナタイ滋賀県バンド。関東で言えば、ダディ竹千代とオトボケキャッツみたいな感じ。ダンシング義たか元気か。デューク更家も。最近読んだコーマック・マッカーシーっていうメリケン作家の「越境」っていう小説は、米国南部の少年が、メキシコから来た牝狼を捕まえ、彼女?と濃密な交流、交感、コミュニケーションを行う。ギリシャ悲劇さながらの、この現代に屹立する真の意味での古典的ドラマだった。マッカーシーのロードはクソだが、「越境」のこの牝狼は光り輝いている。ひとはオオカミになぜ魅かれるのか。
# by somuchfor | 2012-05-13 02:54 | Trackback | Comments(0)
アンチ阪神
神戸の灘の下町に1960年に生まれた。小学校に入った頃から熱狂的な野球少年で、巨人V9の最盛期でもあり、長島の大ファンだった。と同時に、アンチ阪神ファンでもあった。小学校からずっと、神戸大阪では、安易なるファンであり地域内体制派でもあるドアホな阪神ファン(あくまでもバカ顔をのさばらせてる神戸大阪の阪神ファンのことね)と闘ってきた。ということで、というか、という一方で、バカ阪神ファン(あくまでも群れるだけの神戸大阪のクソ阪神ファンことで、東京名古屋広島とかの阪神ファンは尊敬しております)とは違って、実際に真剣に野球をやっている当時の阪神タイガースのスター選手達には、なーんか懐かしい愛着がある。1970年ちょい前、村山、バッキーの投手陣に、江夏が新人で入り、ショートの吉田義男が藤田平に代わった頃。巨人はまだ高田が入らず、国松、城の内がいたころ。阪神のキャッチャーはひげ辻だった。辻は2人いて二人ともキャッチャー。最初はチョビひげはやしてたひげ辻が正捕手だったのでは。江夏がもう一人の辻と相性良くて、ひげ辻はサブに回っていくんだっけ。しかし江夏のシーズン25勝、400奪三振は異常な記録だな。3番4番は、一塁のぼーっとした眼鏡で腹ポッチャリの遠井とライト、木枯らし紋次郎じゃあなかったが爪楊枝咥えてた黒人カークランド。70年ごろには、巨人阪神戦で大乱闘騒ぎもあった。3番王にバッキーがビンボール投げて、いつもはおとなしい王が珍しく、バッキーのところに向かい、これに荒川コーチが助太刀どころか、王以上に怒りくるい、両軍が入り乱れる。そして試合再開後、代わった柿本が今度はホントに王の頭にデッドボールをぶつけてしまい、その後の長島が劇的にホームラン打っちゃう。興奮してテレビ見てた。ピッチャーでは、村山江夏バッキーの後の世代のアンダースロー上田二郎と変速投法とか言われた谷村も懐かしい。江夏上田谷村を3連戦でぶつけられると全然打てなかった。村山も監督兼任で投げてた。上田で言えば、田淵も加入して投手王国から、打つほうも点取れるようになり、最終戦まで阪神優勝かというシーズンがあった。70年すぎごろ。小学校からすぐ帰ってきて、正座してみた最終デーゲーム。阪神先発がその上田で、巨人は左の高橋一三。しかし、巨人は上田を打ち込みこの試合大差で勝って、逆転優勝。阪神の優勝は、85年までおあずけとなる。
# by somuchfor | 2012-05-10 11:31 | Trackback | Comments(0)
タチウオ
ipodの曲の入れ替えのためにitune編集してて、アーチーシェップのリトルレッドムーン聞いてたら、太刀魚があっ~!て叫んだのでびっくりした。塩焼きがうまい~っ!とは叫ばなかった。下手な小学生が一生懸命描いたようなアルバムジャケがいい。レーベルはイタリア変態レーベルのSoulNote。だからか、イタリアンペットの名手、エンリコラバも一緒に吹いてる。
# by somuchfor | 2012-05-03 09:20 | jazzbluesrockreggae | Trackback | Comments(0)
assumed innocence
推定無罪は、人として当然の権利だが、これを蹂躙しようとしたのが、2009年の西松事件から始まった、小沢陸山会事件だった。蹂躙しようとしたのは、まず時の内閣総理大臣の麻生太郎。彼がその年に解散せざる得なかった総選挙で民主党に勝つために、スキャンダルを作った。まあ、自民党としては当然の裏手口ではある。自民党支持者の私もその手口があり得ることは認めよう。これに検察がのっかり、小沢を嫌うマスコミがのっかった。反小沢の民主党内部のものたちも乗っかった。小沢と立場が違うというだけで、司法の暴走を煽ろうとした彼らの政治的倫理(カネにまつわる貧乏人ジェラシー倫理ではなく、ひととしての信と義の倫理ね)は地に落ちていると私は思う。そしてきわめて感情的な魔女狩り裁判が、3年間続いた。今回小沢は無罪を勝ち取ったが、検察、マスコミの負った傷は深いと思う。その信頼性の毀損を検察は十二分認識はしているだろう。しかし、マスコミは、まだ完全に自省しているとは言えない。あのー、繰り返しますが、私は自民党の支持者で、小沢は支持していません。消費財は賛成で、その点では野田の政策賛成です。それから、アンチ阪神の巨人ファンで、嫌いなのは、東京の巨人ファンです。もうひとつ嫌いなのは「愛」と「正義」です。
# by somuchfor | 2012-04-28 18:35 | Trackback | Comments(0)
羽生、チェス名人と引き分け
将棋界のトップ、羽生善治が、英国のチェス名人と引き分けた。南青山のこんなオシャレなクラぶーでやったらしい。行ってみたかったな。羽生は日本でチェスを余技としてやっており、それで、チェス界の第一人者。この日対戦したのは、英国人のチェス名人グランドマスターの称号を持つ、ナイジェル・マンセルじゃあなかった、ナイジェル・ショート。ショートは、世界ランク51位。ちなみにグランドマスターは世界で100人くらいじゃなかったかな。羽生は世界ランク2828位。この日はハンディキャップとして、ナイジェル・ショートは、同時に羽生と、日本チェス全日本チャンピン小島との2面指し。小島は負けたらしいが、羽生の引き分けは見事。チェスは駒が少なくなってしまうので引き分けの多いゲームでもある。
# by somuchfor | 2012-04-27 16:34 | Trackback | Comments(0)
飲み屋の格
いや、言いたいのは単純で、店を常に満杯にしようと思ってる飲み屋は、品性下劣な飲み屋だなあ、とオレは思うのだ。それは、下劣を通り越して、人間の賤しさが満杯なのだ。客がいなくて成り立ってる飲み屋が、一番格が高いと、私は思う。世の商売人さん、品性下劣、賤しさ満杯をよーく自認して、ショーバイしてね。ショウーバイニンって、げーじゅかとかアートとかもそうだからね。そういう点で、渋谷より新宿のほうが飲み屋の格は高いとおれは思うのだ。最近新宿行ってないけど。
# by somuchfor | 2012-04-06 00:54 | Trackback | Comments(0)
こりゃ
いい本だなあと、中村仁一「大往生したけりゃ医療とかかわるな」。今ついさっき、医師に身内のイノチを助けてもらってて矛盾していると思う人も居るかもしれないが、身内は助けてもらっていいが、おれの体は、助けて欲しくないのだ。この本、書評しか読んでないが、「死ぬにはがんに限る」「がんとは老化の別名」「高齢になったら、がん検診や人間ドッグは受けるな」というおしゃれな言葉が並んでるらしい。風呂に毎日入るやつはすぐに死ぬ、とか、髪の毛洗うたびに寿命が1日縮まる、とかは、私の至高の格言で、この本とは全然関係ありまっしぇん。で、みんな、50すぎたら早くあの世に行く準備しようね。
# by somuchfor | 2012-04-04 16:43 | Trackback | Comments(0)
不良老年の店
土曜日、久しぶりに新宿G街、かつて不良中年の店、いまや、不良老年の店に行く。狭いぎしぎし階段を上がってスナックとびら開ける。ああー久しぶりsomuchforちゃん、ますます髪の毛白くなったねというおやじ自身も、そうとうくたびれ果ててる。1年ぶり。去年地震の直後来て以来だ。その時は、地震とつなみの跡、コンビニが荒らされていないとか自慢げに言うテレビを見ながら、おやじは、オレだったら絶対なんか盗むけどねと言っていた。絆なんてもともとありゃしないんだよ、トモダチ作戦って、なんという気持ち悪いネーミングだ、と毒づきながら、孫を失ったばあさんが、その跡地で咲いた一輪の花を孫と見立てて、笑う姿(このばあさんは全然泣かなかった)に店のおやじとおれと、も一人の客おやじ3人で泣いていた。この日は、若いねーちゃんをボーカルにして、親父バンドのライブが6月にあるとかで、その打ち合わせらしい。曲はなんと、森高千里私がばあさんに、じゃなかったおばさんに、今井美樹プライド、涙そうそうなんちゃらなんちゃら、チープなエントリー候補が、JBLの100万円スピーカーから流れてくる。今井美樹のバックのギター、いいね、布袋か?などといって、ハーパーソーダ2杯で次に行った。

# by somuchfor | 2012-04-02 12:47 | Trackback | Comments(0)
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